機械工学科では、次の3つの講座体制で研究に取り組んでいます。
システムデザイン工学講座
マテリアルデザイン研究グループ
航空宇宙、自動車、エレクトロニクス、医療産業へ貢献する機能性マテリアルをデザインします。結晶構造や原子配列を制御した金属材料や、表面・界面を最適化した複合材料を開発します。材料の機能性、特性、変形や欠陥を解明し、高性能で信頼性の高いマテリアルを実現します。
● 超急冷技術による材料の組織制御と新しい構造・機能材料の開発
● 雰囲気制御熱処理による微細組織制御に基づく高機能金属材料の開発
● 複合材料と機能性材料の変形・内部損傷過程の解明と予測
複合材料研究室
- 尾藤 輝夫 教授
- 奥村 肇 助教
先端材料組織制御研究室
- 佐藤 充孝 准教授

スマートプロセス工学講座
先端プロセス研究グループ
未来のものづくりを牽引するために、5軸加工などの高度な3次元加工技術、高精度機械加工や半導体プロセスを用いたナノオーダー加工、そしてアディティブ・マニュファクチャリングによる形状・表面創製プロセスの高度化を実現します。
● 多軸加工や 積層造形(AM) による形状創製とプロセスの効率化
● 高精度機械加工や半導体プロセスを用いたナノ・マイクロ加工技術の開発
● 粉体加工プロセスを通じたバイオマス利用の高度化
プロセス・インフォマティクス研究グループ
ものづくり基盤技術の高度化のために、インフォマティクスを活用したデータ駆動型プロセス、プロセスの計測・センシング、数値シミュレーション、CAD/CAM、そしてAIといった技術を統合し、ものづくりプロセスの本質を明らかにします。
● 精密超音波計測による産業応用薄膜・バルク材料評価に関する研究
● 次世代通信用弾性波デバイス作製プロセス評価法に関する研究
● インフォマティクスを活用したプロセスの最適化とメカニズム解明
先端計測工学研究室
- 大橋 雄二 教授
- 津川 暁 助教

エネルギー環境工学講座
応用材料工学研究グループ
エネルギーの生成効率や利用効率を高める機能性材料,環境に配慮した複合材料,生体材料の開発に取り組んでいます。さらに、材料の高度な接合・成形技術を確立し、多岐にわたる分野での実用化を目指しています。
● バイオマスを利用した高分子複合材料の高機能化
● プラスチックの高度利用-成形加工およびリサイクル-
● 生体力学に基づく複合材料の機能化技術に関する研究
エネルギー応用研究グループ
再生可能エネルギーを含む発電・利活用システムの高度化を通じて、未来社会に貢献します。低環境負荷を目指し、プラズマやレーザーといった高密度エネルギーの応用研究、熱や多様なエネルギーの効率的な活用、輸送、システムの安全性に関する研究を推進します。
● 放電やプラズマの特性を利用する環境負荷の低い新技術の研究
● 熱流体を利用したエネルギーシステムの効率向上に関する研究
● 再生可能エネルギーの効率的な発電・利用技術、運用・メンテナンス産業に関する技術
熱科学研究室
- 鶴田 俊 教授
- 大徳 忠史 助教
高エネルギ密度応用プロセス研究室
- 杉本 尚哉 教授
- 合谷 賢治 助教
