機械工学科では、次の3つの講座体制で研究に取り組んでいます。


材料構造工学講座

応用材料力学研究グループ

機械部品から細胞培養基質までの幅広い材料の開発、成形加工とその強度や諸特性の解析と評価方法を研究しています。また、研究成果の社会的還元を目指して、応用分野についても研究と開発を進めています。

● バイオマスを利用した高分子複合材料の高機能化
● 高分子材料の高度利用-異種材料接合および塑性加工技術-
● 振動現象を用いた機械材料や岩体にあるき裂の評価に関する研究

  • 邱 建輝 教授
  • 境 英一 准教授
  • 伊藤 伸 准教授
  • 伊藤 一志 准教授

先端材料研究グループ

複合材料、機能性セラミックス、アモルファス金属、準安定結晶などの先端材料を主な対象とし、より優れた機能を有する材料を創製し、その特性を調べ、有効に利用するための方法を研究・開発しています。

● 複合材料と機能性材料の変形・内部損傷過程の解明と予測
● 超急冷技術による材料の組織制御と新しい構造・機能材料の開発
● ナノ粒子による新機能性材料の創製とその応用に関する研究

  • 尾藤 輝夫 教授
  • 奥村 肇 助教

熱・流体工学講座

熱流体研究グループ

熱科学を基礎として、社会から要望される「環境」「エネルギー」「安全」の調和した技術開発に貢献することを研究の目的としています。また、地域の技術開発を支援する目的で熱計測技術の研究も行っています。

● 熱エネルギーの利用および制御の研究
● 燃焼技術の利用および制御の研究
● 植物由来エネルギーの高度利用の研究
● 生物・バイオ材料に関する流体科学的及び医工学的な基礎研究

  • 鶴田 俊 教授
  • 大徳 忠史 助教

電磁場ダイナミクス研究グループ

現在の流体科学の研究は、従来の機械工学的な研究に留まらず、流体問題が関連するいろいろな分野との境界領域で、活発に行われています。本研究グループでは、学問的に高いレベルで研究を推進することを目指しています。

● 新規機能性サスペンションや機能性流体開発のための基礎研究
● 超伝導体と磁性流体を用いた高効率アクチュエータの開発

  • 佐藤 明 教授
  • 二村 宗男 助教

設計生産工学講座

応用機械設計研究グループ

地球規模で急速に進む環境問題を踏まえ、各種力学、材料学、加工学、制御工学、電磁気学など多岐にわたる分野の総合である機械設計をベースに、人間の生活・環境・産業に寄与する機械システムの研究に取り組んでいます。

● 熱流体を利用したエネルギーシステムの効率向上に関する研究
● 放電やプラズマの特性を利用する環境負荷の低い新技術の研究
● 機械的微粉砕を利用した木質バイオマスの利用に関する研究

先端加工研究グループ

製造技術の根幹をなす機械要素や光電デバイスの精密・微細加工製作方法に関する研究を行います。超音波や磁場を援用した精密加工技術の高度化開発や、微小径工具を用いた高精度・高能率加工を行っています。

● 超音波を援用・利用した精密加工技術の高度化開発
● MCF(磁気混合流体)スラリーを用いたナノ精度研磨技術の開発
● 微細切削加工における微小径工具の加工プロセス最適化

  • 鈴木 庸久 教授
  • 藤井 達也 助教